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2023.03.23
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美容鍼に興味はあるものの、どんな効果があるのかいまいちわからず、鍼灸院への来院に一歩踏み出せずにいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
SNSやメディアでは特に美容効果が注目されていますが、実は男女関係なくさまざまな悩みや症状に効果が期待できる治療法です。
本記事では、美容鍼を検討中の方に向けて美容鍼のさまざまな効果やそのメカニズム、美容鍼の効果を持続させるセルフケアについて徹底解説します。
このコラムの目次
美容鍼とは、鍼治療のジャンルのひとつで、一般的なからだ全体の鍼治療に加え、顔の鍼治療を行うことをいいます。
※顔のみの鍼治療を「美顔鍼」ということもあります。
鍼治療は、心とからだ全体のバランスを整えさまざまな不調の改善を導く東洋医学の一分野です。
専用の鍼(はり)を使って、悩みや体質に合わせた経穴(=ツボ)に心地よい刺激を与えることで血行が促進され、自然治癒力(=治ろうとする力)や新陳代謝が高まり健康なからだを取り戻すことができると考えられています。
そのため美容鍼は、スキンケア用品やマッサージのように肌の外側からアプローチするだけでなく、からだの内側からもアプローチできるのが特徴です。
SNSやメディアで美容鍼が注目されている影響で、なんとなく美容の効果があることは多くの方が知っているでしょう。
しかし、実は美容効果だけでなく、デスクワークによる目の疲れや、気のせいだろうと思われる全身の不調にも効果が期待できます。
この章では、美容鍼のさまざまな効果を詳しく説明します。
まずは、美容目的を含めたお顔の悩みへの効果をご紹介します。
お顔の悩み | 期待される効果 |
たるみ、ほうれい線 | 表情筋やツボに鍼を打ち、引き締め効果でリフトアップが期待できる |
シミ、そばかす | 鍼で、気になるシミやそばかす部分やそのまわりの血行を良くすることでキメを整え目立たなくする |
むくみ | リンパや血の巡りが改善されることでむくみが解消されやすくなる |
顔の筋肉によるゆがみ、 表情筋のこり | 表情筋に鍼を刺し、筋肉の緊張がほぐれることで解消に繋がる |
顔色、肌質改善 | 鍼を皮膚に刺すことで、血流を促され顔色が明るくなるとともに、細胞が活性化され肌質も改善されていく |
目の不調 (目の疲れ、ドライアイなど) | 目に関わるツボを刺激することで自然治癒力が高まり、目の不調改善に繋がる |
鼻のお悩み (慢性的な鼻づまり、花粉症など) | 鼻の症状に効果的なツボを刺激することで自然治癒力が高まり症状改善に繋がる |
それぞれの効果は比較的ゆっくりと効いていきますが、中には術後すぐに感じる変化もあります。例えば、むくみの解消や視界の明るさなどは術後すぐに実感する方が多いです。受けた次の日の化粧ノリの良さを実感したというお声もよく聞きます。
初めて美容鍼を受ける方は、ぜひそれらのビフォーアフターを比べてみると良いでしょう。
冒頭でもお伝えした通り、美容鍼は心とからだ全体を整え不調改善を目指す東洋医学の観点からお顔まわりだけではなく、頭や肩・腕・足にかけたからだ全体にもアプローチを行います。
気のめぐりを良くしバランスを整えるため、体質や不調に合わせたツボなどに鍼灸治療を行うことで「年のせいかな?」「気のせいだろう…」という不調にも効果が期待できます。
▼こんな不調にも効果的
また、最近は新型コロナウイルス感染拡大の影響で生活環境が大きく変わり、今までに感じなかったストレスを抱えている方もいらっしゃるでしょう。鍼治療はリラックス効果も期待できるため、在宅ワークなどのリフレッシュに繋がるのも嬉しいポイントです。
私たちのからだの作用は全て繋がっており、仮に悩みを感じている場所が顔周りだけだとしても、実際にはその不調を補おうとからだ全体のバランスが少しずつ崩れています。
肩こりや冷え性などの不調があるのであれば、それらもまとめて把握・治療することでからだ全体の内側から美容と健康に繋がります。
美容の悩み以外に気になることがあれば、遠慮なく鍼灸師に相談しましょう。
美容鍼とからだの調節を組み合わせている鍼灸院は、各院のメニューで確認できます。早速「美容鍼」ジャンルを選んでお近くの鍼灸院を探してみましょう。
「どうして美容鍼はさまざまな効果があるの?」と気になる方もいるでしょう。
美容鍼は、血行促進とツボの作用を利用し、新陳代謝や自然治癒力の向上を促すと考えられています。
顔の皮膚に、太さ約0.10~0.14㎜と髪の毛と同じくらい細い鍼を数㎜~10㎜ほど刺していくことで皮膚の表面に微細な傷をつくります。それをからだを統括する脳が「肌の細胞に傷がついた!」と認識し、壊れた組織を修復しようとします。
そうすると血行が促進され、老廃物の排出や自然治癒力、新陳代謝UPを促し、結果としてさまざまな効果に繋がるといった仕組みです。
また東洋医学の観点から、経絡(気のエネルギーの通り道)上にある経穴(ツボ)に心地よい刺激を与えることで、経絡が流れていく手足や内臓にも影響を与え、自律神経の調節や自然治癒力を高めることに繋がります。
美容鍼の効果の持続時間は人によって異なりますが、目安として3日から長い方は10日ほど続きます。ただし、体調や環境によっても変化することを覚えておきましょう。
通う頻度も目安ですが、初めは週1回を3~4回続けてみて、効果が出始めたら2~3週間に1回を数回、その後はメンテナンスを目的に月に1回程度が理想です。
改善したい悩みや症状によって、受ける頻度は変わってきますので、初回の問診時に鍼灸師にご相談ください。
ここまで美容鍼の効果に関する説明を読んで、そろそろ実際に受けてみたくなってきたのではないでしょうか?
美容鍼を受けるなら、できるだけ長く効果を感じる方法も知っておきたいですよね。そんなときは下記の方法を試してみましょう。
美容鍼の後は、血の巡りが良くなり代謝が活発なので、化粧水や乳液が浸透しやすくなっています。積極的に化粧水や乳液を塗布してあげましょう。
きっと次の日のお肌が、いつもより潤っているように感じるはずです。
鍼治療でも使われる鍼シールをセルフケアとして使う方法もあります。※別名「円皮鍼(えんぴしん)」
鍼シールは、シールに鍼がついているタイプのもので鍼治療よりも刺激は少ないですが一般の方も自分で使うことができます。
美容鍼のアフターケアや普段のセルフケアとして、おうち時間や夜寝ているときに使用するのがおすすめです。また、美容鍼を受けるのが怖いと感じている方にも試しやすいでしょう。
ご使用になる場合には、鍼灸師にご相談ください。
最後に美容鍼でよくある質問にお答えします。
鍼が皮膚に刺入される瞬間は「チクッ」と蚊に刺される程度で基本的に痛みはほとんどありません。鍼灸院で使われる鍼の太さは、髪の毛と同じくらい細いため、痛みを感じない人がほとんどです。※注射針の1/3程度の太さ
さらに鍼にも種類がある中で、美容鍼に使われる鍼は、からだに使われる鍼よりも痛みの程度を和らげた細い鍼を使うことが多く、皮膚には基本的に約1~2㎜(または部位によっては約10㎜)刺す程度です。
もし痛みが強いと感じたら、遠慮なく担当の先生に伝えて調整してもらいましょう。
一律に決まっているわけではないので、鍼灸院によってさまざまですが、美容鍼の相場は1回30分~60分につき4,500~8,000円ほどです。
「美容鍼」に特化した鍼灸院だと、オプションやコースも幅広く値段の幅も広くなります。
初回の問診でからだの状態を把握してからベストな治療内容を提案されます。料金についてわからないことがあれば、各鍼灸院に確認してください。
稀に内出血することがあります。もし内出血を起こしても、長くても2~3週間ほどで消えていくため心配はいりません。
美容鍼を受ける際は必ず内出血について説明がありますので、不安な方は遠慮なくご相談ください。
鍼灸院によってはお化粧を落とさなくても良いところもあります。また、治療中にお化粧がよれることもあるので、気になる方はメイク直しを準備しておくといいでしょう。
生理中でも受けられますが、肌が敏感になっているために、いつもよりも鍼が痛く感じる可能性があります。
生理が重い方や、長く同じ姿勢でいるとつらい方は、鍼灸師に相談してから美容鍼の受診を決めることをおすすめします。
ホームページや口コミページなどを確認して、ご自分が望んでいる美容鍼かどうか確認してみましょう。その際、ご自分の不安な部分などを相談できる鍼灸院を選ぶことをおすすめします。
初めての鍼灸院の選び方!失敗しない見極めポイント7つを徹底解説
本記事では美容鍼の効果について詳しく解説してきましたが、美容以外にも目からウロコな幅広い悩みの改善に繋がることがわかりましたね。
この記事をきっかけに、より美容鍼に興味を持ったら次は実際に鍼灸院で美容鍼を受けて、効果を実感してみてはいかがでしょうか。
このコラムの監修者
安野富美子
東京有明医療大学保健医療学部鍼灸学科・教授
同大学院保健医療学研究科鍼灸学専攻・教授
全日本鍼灸学会、日本東洋医学会、日本温泉気候物理医学会、日本女性心身医学会、日本母性衛生学会、日本助産学会、日本統合医療学会
はり師、きゅう師
研究テーマは、レディース鍼灸に関する臨床的研究、(美容鍼灸の調査研究およびメカニズム、妊婦に対する温灸療法の効果、更年期や不妊に対する文献研究など)、鍼灸関連の疫学調査など。主な著書は、・レディース鍼灸(医歯薬出版;共著)・冷え外来(医歯薬出版;共著)・足から元気をつくる本(講談社)・痛みの神経科学(メディカルビュー;共著)・図解鍼灸療法技術ガイドⅡ(文光堂;共著)・鍼灸臨床最新科学-メカニズムとエビデンス-医歯薬出版;共著)・ヘルシーエイジングをもたらす鍼灸のちから(医学と看護社;共著)等