美容鍼は痛いの?刺激の程度や感じ方、リラックス効果について

顔に鍼が刺さっている様子を見て、「なんだか怖い」「痛そう」と美容鍼を躊躇している方もいると思います。

しかし実際、美容鍼を受けてみると、個人差はあるもののそれほど痛みを感じない方がほとんどです。

本記事では、美容鍼の痛みの程度や種類、痛みを感じにくい理由について解説します。どうしても痛みが怖いときの対処法も紹介していますので、ぜひ不安の解消にお役立てください。

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そもそも美容鍼とは?

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そもそも美容鍼とは、鍼治療のジャンルのひとつで、一般的なからだ全体の鍼治療に加え、顔や頭を中心にした鍼治療を行うことで、リフトアップやほうれい線・シワ・たるみの改善などお顔周りのお悩みだけでなくからだ全体の美容や健康に特化した鍼治療のことです。

「美容」と名前が付いている鍼治療なので、美容に特化した治療と思われがちですが、実は男女関係なくさまざまな悩みや症状に効果が期待できる治療法でもあります。

美容鍼について詳しく知りたい方は、別記事「美容鍼とは?芸能人や海外セレブも注目する効果や注意点を解説」をご覧ください。

美容鍼は、スキンケア用品やマッサージのように肌の外側からアプローチするだけでなく、鍼を刺すことで顔周りの血行を促進し、自然治癒力(=治ろうとする力)や肌の代謝UPに繋がるので、からだの内側からもアプローチできるのが特徴です。

美容鍼の痛みはどれくらい?

美容鍼の痛みは、鍼が皮膚に刺入される瞬間に「チクッ」と蚊に刺される程度で、痛みとしてはそこまで強いものではありません

実際に受けた方は、「刺さっているのに気が付かなかった」「全然痛くないですね」という声が圧倒的です。

美容鍼の「鍼」ってどんなもの?

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「針は痛い」といったイメージが強いかもしれませんが、鍼灸で一般的に使う鍼は、髪の毛と同じくらい細く繊細に作られています。

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さらに美容鍼で使用する鍼は、太さが0.10~0.14㎜、長さは15~30㎜程の短めのものが多く、刺す深さは、部位や角度、技法により変わりますが、顔ならだいたい数㎜~10㎜ほどです。

多くの方が「針=痛い」で連想される注射針と太さを比較してみると、注射針の3分の1ほどです。しかし注射針もさまざまな太さがあるので、より感覚をイメージしやすいように具体例をあげてみます。

例えば、新型コロナウイルスワクチン摂取で使用される鍼の太さは25G(約0.51㎜)とされています。参照:厚生労働省

それに対して、鍼灸の鍼は約0.10~0.14㎜ほどと、注射針の5分の1くらいの太さであり、鍼灸の鍼の方がはるかに細いことがわかります。

美容鍼に使われる鍼について詳しく知りたい方は、別記事「美容鍼に使われる鍼の種類・治療内容を詳しく解説!」をご覧ください。

痛みを感じるのはどんなとき?

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前章の説明の通り、美容鍼はとても細い鍼を使用するため、痛みを感じたとしても蚊に刺される程度に収まりますが、「美容鍼で全く痛みを感じない」とは言い切れません。

そこで本章ではあえて、美容鍼で痛みを感じる可能性のあるタイミングをご紹介します。

なお、いずれも注射針を刺した時のような痛みではなく、ほんの少し「チクッ」と感じる程度ですのでご安心ください。

1. 毛穴に鍼が刺さってしまったとき

普段から、鍼灸師は鍼を刺すとき、痛みがないよう細心の注意をしていますが、鍼が毛穴に刺さったときは、チクっと痛みを感じる場合があります。

というのも毛穴には、血管や神経が集中しているために、他の部分よりも痛みを感じやすいためです。

▼痛みを感じやすい部位

皮膚が特に薄い部位(目の周り、頬など)

2. 顔の筋肉が凝っているとき

顔の筋肉の中でも表情筋や咬筋(顎関節まわり)などは、よく使うために凝りやすく、鍼が入るとズーンと響くような痛みを感じる場合があります。

鍼のひびきについて詳しく知りたい方は、別記事「鍼の『ひびき』ってどんなもの?メカニズムや効果を解説」をご覧ください。

3. からだの状態が悪いとき

鍼治療を受けるとき、次のような体質や健康状態によっては、痛みを感じやすくなることがあります。

  • 敏感な肌体質や、肌荒れ
  • ストレスや疲労が溜まっている
  • 無理なダイエットや偏食をしている

もし、該当しているようなら、事前に鍼灸師に相談してみましょう。

顔だけでなくからだ全体も同時に診てもらえば、これらの不調もまとめて改善に繋がります。

美容鍼が「痛くない」「気持ちいい」と感じる理由

ここまで美容鍼の痛みについて解説しましたが、注射針のような強い痛みではないことが伝わりましたか?

実は、実際に受けてみると、美容鍼が「それほど痛くない」、それどころか「気持ちいい」と感じる方も多くいらっしゃいます。ここでは、その理由について解説します。

痛みを感じる暇なく素早く鍼が刺さるから

一般的に鍼を刺す場合、鍼管(しんかん)と呼ばれる筒の中に鍼が入ったタイプを使います。

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この鍼を筒の上から部位に対し、トントンと優しく叩いて刺入するのが一般的です。

実はこの鍼管を使うことで、鍼の痛みをほとんど感じにくくしています。鍼管の上から叩くことで、痛みを感じている暇などないほどあっという間に刺さるので、ほとんどの方は痛みを感じない、という状態です

中には、鍼の心地よい刺激と程よいリズムで「気持ちいい」という声もあります。

ツボを刺激することで血行が良くなるから

東洋医学において、私たちのからだには「経絡」と呼ばれる、気のエネルギーの通り道が張り巡らされており、その中でもエネルギーが集まりやすい場所が「ツボ(経穴)」と考えられています。

顔やからだのツボに鍼治療をすることで、滞っていた気のエネルギーの通りが改善されると同時に、全身の血行も促され、痛みも感じにくくなります

美容鍼を受けていると「からだがポカポカします」と言いながら、途中で寝てしまう方もいらっしゃいます。

ストレス解消・リラックス効果があるから

美容鍼を受けると、痛みを感じるのではなく、「気持ちいい」という方もいます。これは、鍼がもたらすリラックス効果と考えられます。

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英国Oxford学会(Oxford Academic)の研究雑誌「Endocrinology(内分泌学)」で発表されたジョージタウン大学の研究では、鍼がツボの正しい箇所に刺入されるとストレスホルモンの伝達が抑制され、ストレスレベルが下がることが報告されています。

 つまり、鍼を刺すとストレスレベルが下がり、痛みではなく、リラックス効果が生まれるという訳です。

コロナ禍の昨今、想像を絶する環境の変化によりストレスを感じている方にも美容鍼はおすすめです

美容鍼が怖いときの対処法

ここまで、美容鍼について説明してきましたが、「それでも美容鍼が怖い!」と感じる方もいるかもしれません。 

そんなときは、遠慮なく何でも鍼灸師にご相談ください。治療前の不安や治療中の痛みや違和感など「怖い」を感じることはどんどん聞いてみましょう。

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鍼灸師側もできるだけ痛みなくリラックスして受けてもらえるように丁寧な治療(鍼の刺し方や抜き方)や受療者へのフォローを心がけています。

とはいえ、痛みをできるだけ抑えるため自分でできる対策があれば知っておきたいですよね。ここでは、具体的な方法をご紹介します。

細い鍼を使ってもらう

鍼治療で使用している鍼は、数ミリ単位で種類があります。痛みを抑えるためには、なるべく細い鍼を使ってもらいましょう。 

また、なるべく浅く鍼を刺してもらうことで、ひびきなども生じにくく、内出血などのリスクも下げることに繋がります。

美容鍼による内出血について詳しく知りたい方は、別記事「美容鍼で内出血するのはなぜ?対処法やリスクを下げる予防法」をご覧ください。

少ない本数から慣らしていく

美容鍼で使う鍼の本数は、鍼灸院・鍼灸師によって約20本~100本以上までさまざまです。

多くの鍼をすればするほど、痛みが生じるリスクは増えるので、初回は少なめにしてもらうように頼みましょう。 

てい鍼

「絶対に鍼を刺したくない」と考えるなら、てい鍼を使用した治療を検討してみましょう。 

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てい鍼は、皮膚に接触させて治療する鍼です。こすったり押圧したりして、ツボや筋膜を刺激しながら治療します。この鍼は、先が丸いので皮膚に刺さることはありません。

美容鍼をしたいけれど、それでも皮膚に鍼を刺したくない場合は、鍼灸師にご相談ください。

美容鍼で使われている鍼について知りたい方は、別記事「美容鍼に使われる鍼の種類・治療内容を詳しく解説!」をご覧ください。

円皮鍼(えんぴしん)

「鍼を刺してみたいけど、普通の鍼は怖くてハードルが高い…」と考えているなら、円皮鍼を使用してもらうこともできます。

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円皮鍼は、シールに短い鍼が付いているもので、一般的に使用する鍼よりも刺入深度が浅いので、刺激が弱く痛みを感じることはほとんどありません。時間や場所を選ばず使えるのでセルフケアとしても利用できる便利な鍼のひとつです。

鍼灸院で使い方を教えてもらえば、自宅でも円皮鍼を試すことができます。

「円皮鍼も鍼でしょ!?」と抵抗がある場合は、金属の粒を貼るタイプやプラスチック製のタイプもあるので検討してみましょう。

円皮鍼について詳しく知りたい方は、別記事「円皮鍼(えんぴしん)とは?効果的な使い方や注意点をまとめて紹介」をご覧ください。

【Q&A】美容鍼に関してよくある質問

最後に、美容鍼に関してよくある質問にお答えします。

Q:顔以外のからだの不調も相談していいの?

もちろんです。悩みや痛みが表れている場所が顔だけであっても、その不調を補おうとからだの全体のバランスが少しずつ崩れている可能性があります。

肩こりや冷え性など別の不調が出ているのであれば、それらもまとめて把握・治療することで根本から改善する近道になります。 

お顔以外の悩みでも大丈夫です。なんでも担当の鍼灸師に相談してくださいね。

Q:美容鍼の副作用はありますか?

美容鍼の副作用としては、稀に内出血をすることがあります。

内出血はからだの状態(不調など)によっても起こりやすくもなります。

もし内出血が起きても、長くても2~3週間ほどで自然に消えるため心配はありません。

大切な日に向けて美容鍼を受けたい場合は、内出血のことも含めて鍼灸師に相談してみましょう。

美容鍼で内出血するのはなぜ?対処法やリスクを下げる予防法 

Q:美容鍼のときお化粧は落とすの?

本来であれば、清潔な状態で鍼をすることが望ましいため、できるだけお化粧を落として治療に望まれることをおすすめします。

お化粧を落とした状態で治療をされた場合、またお化粧したままで鍼をされる鍼灸院であっても治療中にお化粧がよれることもあるので、気になる方はメイク直しを準備しておくといいでしょう。

治療院によってはパウダールームなどを併設されているところもあるので、その点なども事前に確認しておくと安心です。

Q:自分にあった美容鍼の鍼灸院はどうやって見つけたら良いですか?

ホームページや口コミページなどを確認して、ご自分が望んでいる美容鍼かどうか確認してみましょう。その際、ご自分の不安な部分などを相談できる鍼灸院師を選ぶことをおすすめします。

まとめ|美容鍼はさほど痛くなく、むしろ「リラックス効果」をもたらすもの

今回は、美容鍼がどのような鍼か、その痛みについて、美容鍼が怖いときに対処法などをご紹介しました。

読み終えた今、美容鍼について、「さほど痛くなく、受けることでからだも精神的にもリラックスできそうかも」「気持ちいいのかも?」と感じていただけたのでないでしょうか。

それでもまだ「美容鍼が怖い」と感じるなら、「鍼シール」または「てい鍼」という方法もありますので、ぜひ鍼灸院でご相談ください。

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このコラムの監修者

高野道代

明治東洋医学院専門学校 専任教員
明治東洋医学院専門学校 附属治療所鍼灸科 美容専門外来
疏通経絡健美学会 代表

疏通経絡健美学会

はり師・きゅう師・鍼灸教員資格

明治国際医療大学(元 明治鍼灸大学)鍼灸学部を卒業後、同大学大学院修士課程卒業を経て、明治東洋医学院専門学校の専任教員として勤務。
現在、鍼灸学科専任教員として鍼灸教育・研究・臨床を行いながら、皮膚科のクリニックにも勤務している。
教育では、内科系・婦人科系領域について、また専門分野として美容鍼灸に関する内容を中心として教鞭を執る。
美容鍼灸については鍼灸の役割を活かした「一定の効果とトータルサポートができる方法」として、疏通経絡健美法を考案。
附属治療所では美容鍼灸専門外来を開設。明治国際医療大学 京都桂川鍼灸院「mythos361」の開設時に美容部門を監修。
疏通経絡健美学会の代表として美容鍼灸の研究と普及に努めている。鍼灸の窓口にもなりうる美容鍼灸を少しでも多くの方に安全で安心して受けていただけることを目的として、より効果的な美容鍼灸の構築を目指している。

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