鍼治療の効果が出るのはいつから?効果を感じるためのコツや通院スケジュールも解説
2022.07.13
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通勤時間が減ったにも関わらず「出社より在宅勤務のほうがストレスが溜まる…」と感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、ストレスが溜まる原因やストレスを溜めないコツを紹介します。在宅勤務が辛いと感じている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
このコラムの目次
近年、新型コロナウイルス感染症の影響でオフィス勤務から在宅勤務にシフトする流れが強まる中、在宅勤務のストレスを抱える人が増えています。
リクルートが実施したアンケート調査では、新型コロナウイルス感染症の影響によって在宅勤務を経験した人の約60%が、在宅勤務前にはなかった仕事上のストレスを実感していることが明らかになっています。
在宅勤務でストレスを感じる要因は人によってさまざまです。
まずは在宅勤務ならではのストレス要因を見ていきましょう。
まずあげられるのは、通勤時間がなくなることで生活リズムが崩れやすくなることです。特に、睡眠と食生活が変わってしまう人が多くいます。
▼睡眠…寝る時間、起きる時間が今までと異なる
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睡眠や食生活が変わることで、からだの疲れがとれにくくなったり、体重が変化したりする可能性があります。
オフィスワークのときと、異なった生活リズムになっている人は、知らず知らずのうちにストレスを抱えているかもしれません。
在宅勤務は居住スペースで仕事をするので、仕事とプライベートの切り替えが難しくなることもストレス要因のひとつでしょう。
家の中に家族がいて仕事に集中できない、終業後も仕事のことが気になってパソコンを開いてしまう…など、オフィスワークではなかった悩みが出現します。
その結果、仕事の生産性が低下したり、オンオフの切り替えができないことから仕事の疲れが残ったりと、ストレスを抱える人が多くいます。
在宅勤務はほとんどがデスクワークです。ついつい長時間座りっぱなしになると運動不足になる傾向があります。
運動不足は、筋肉量の減少や血行不良を招くため、基礎代謝が低下したり、疲れを感じやすくなったりします。
また、在宅時間が長くなると行動範囲が狭くなります。そのため、意識的に散歩などをして気分転換をする機会をつくらないとストレスが溜まりやすくなります。
ストレス要因がわかったところで、ではどうすればストレスを溜めずに済むのか、具体的な対策を知りたいですよね。
ここでは、お家で快適に仕事をするためのポイントを4つご紹介します。ぜひ参考にしてください。
まずはプライベートとのメリハリをつけましょう。
在宅勤務は、居住スペースで仕事をすることになるため、仕事とプライベートの線引きが難しくなります。下記に、オンオフを切り替えるコツをまとめました。
ストレスを溜めないためにも、仕事をする時間・しない時間をはっきりと決め、プライベートを充実させましょう。
お仕事中はできるだけWeb会議ツールや電話などを用いて、仕事仲間と会話をする機会を設けることも大切です。
メールやチャットなど文字上のコミュニケーションだけではなく、顔を見て声を聞いて対話することで意思疎通がしやすくなります。そのため業務が円滑になるのはもちろん、多少の雑談を交えることで孤独感や閉塞感が和らぐでしょう。
また、人と会話をする機会が減るとストレスも溜まりやすくなります。離れて暮らす家族や友達に電話をかけ、その日の出来事を話してストレスを発散するのも良いですね。
意識的に散歩やストレッチなどの軽い運動を行うのもストレスを溜めないポイントです。
人はストレスを感じるとからだが緊張して硬くなるため、適度な運動を行いからだをほぐしましょう。
下記のストレッチは、パソコン作業でこりやすい首まわりに効果的ですので、ぜひ試してみてくださいね。
在宅勤務中は運動不足になりやすいので、こまめにストレッチをする、終業前後は散歩に出かける、など運動習慣を作りましょう。
また、適度な運動は血行を促進するので、肩こりや首こりなどの不調改善にも繋がります。
1~3のポイントに加え、睡眠の質も意識しましょう。
ストレスを感じていると、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったり…など睡眠の質の低下を招くことがあります。
下記に、質の良い睡眠をとるためのコツをまとめました。
良質な睡眠をとって、ストレスに負けないからだを作りましょう。
ストレスが溜まると、疲れやすい、食欲が増えた(もしくは減った)、気分が落ち込む、やる気が出ない、イライラが止まらない…などの症状が出ます。
その状態を放置しストレスをさらに溜めて続けてしまうと、脳がダメージを受けて「うつ病」や「適応障害」を引き起こしてしまう可能性があります。
このような症状が出る前に、本記事で紹介した自分でできる対策を実践してストレスを溜めないようにしましょう。
もし「自分で試せる方法はやってみたけど、それだけではどうにもならない…」という方は、からだのメンテナンスに通うことを検討してみてはいかがでしょうか。
メンテナンスにはたくさんの選択肢がありますが、在宅勤務でストレスを抱えている方におすすめなのが、心とからだのバランスを整える鍼灸治療です。
鍼灸治療は、鍼(はり)やお灸(きゅう)を使いツボを刺激することで、からだの血行を良くし自然治癒力を高め、さまざまな不調の改善に導く治療法です。
在宅勤務で抱えているからだの違和感や不調に合わせた治療を受けることで、からだの緊張がほぐれ心のリフレッシュにも繋がります。
また手ぶらで通えて、施術ベッドに横なっているだけ良いので、家の近くにかかりつけ鍼灸院を見つけておけば仕事の合間でも気軽に通いやすいでしょう。
「気のせいかな」と思われる症状が続いている方は、心とからだのメンテナンスのひとつとして鍼灸治療を検討してみてくださいね。
今回は、在宅勤務とストレスとの関係性について解説をしました。在宅勤務を快適に過ごすポイントは4つあります。
在宅勤務を快適に過ごすためには、生活全体を見直すことが大切です。まずはできることから始めましょう。
もし自分だけではどうにもならない…という方は心とからだのメンテナンスとして鍼灸治療を検討してみてくださいね。
このコラムの監修者
河原保裕
アコール鍼灸治療院院長
公益社団法人埼玉県鍼灸師会会長
公益社団法人全日本鍼灸学会、日本中医薬学会
はり師、きゅう師、マッサージ師
東京衛生学園専門学校卒業。 黒田病院、牧田中医クリニックを経て、アコール鍼灸治療院開業。 牧田中医クリニック勤務時に天津中医学院第一附属病院(現天津中医薬大学第一附属病院)に研修留学。 主な公職は公益社団法人埼玉県鍼灸師会会長、埼玉鍼灸学会幹事、日本中医薬学会評議員、認知症G-QPD認定委員、東洋療法学校協会臨床実習指導員。東京衛生学園専門学校とアルファ医療福祉専門学校で中医鍼灸を担当し、鍼灸師育成に努めている。