【頭のツボ】覚えておくと便利なツボ10選|押すと痛い理由も解説

ストレス、不眠、目の疲れ、肩や首のコリ、デスクワーク疲れを感じたら頭のツボを押しましょう。本記事では、日常生活に役に立つおすすめのツボを厳選紹介します。今日から東洋医学の理論に基づくセルフケアを行いませんか?

デスクワークによる目の疲れ、肩や首まわりのコリなど、何となく抱えるからだの不調は日常生活に支障をきたしますよね。

頭には数多くのツボがあり、それらを押すことで、からだのさまざまな不調にアプローチすることができます。

そこで本記事では、ふと気になった時におすすめできる頭のツボをお悩み別にまとめました。頭のツボを押すコツ、痛みを感じる理由なども詳しく解説しています。ぜひ試してみてくださいね。 

頭のツボはからだの色々な部位に繋がっている!

東洋医学の観点では、私たちのからだのエネルギーバランスを保つ、14本の「経絡(けいらく)」と呼ばれる流れの道があります。

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中でも頭にあるツボは、多くの内臓や気のエネルギーの統括役、全身の水分や排尿の調節、胃腸の消化促進などに深く関わっています。

頭にあるツボを刺激することで、全身のバランスが整い、自己治癒力が高まることで体調の改善に繋がります。詳しいメカニズムは関連記事で紹介しているので、ぜひご一読ください。

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【必読】5分でわかる『鍼灸』とは?効果やメカニズムを徹底解説

覚えておきたい頭にあるツボ

デスクワークで疲れたとき、ストレスを感じているとき、自分でツボを押してセルフケアできたら嬉しいですよね。

ここでは、お家やオフィスなどで気軽に押せる、頭のツボを厳選して紹介します。症状別にまとめているので、自分に合ったツボを押してみてくださいね。詳しい場所を知りたい方は、次章も合わせてご覧ください。

※個人の状態や体調によりベストなツボは変わりますので、あくまでも一般例として参考にしてください。

▼こんな症状にはこのツボを押さえよう!

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・自律神経の乱れ
・ストレス
百会(ひゃくえ)
神庭(しんてい)
・不眠
・気持ちを落ち着かせる
神庭(しんてい)
瘂門(あもん)
・眼精疲労
・ドライアイ
百会(ひゃくえ)
和髎(わりょう)
頭臨泣(あたまりんきゅう)
・頭痛
・頭をスッキリさせたい
百会(ひゃくえ)
懸顱(けんろ)
頭臨泣(あたまりんきゅう)
・肩こり
・首こり
・デスクワーク疲れ
浮白(ふはく)
風池(ふうち)
完骨(かんこつ)
頭竅陰(あたまきょういん)

頭のツボの探し方

先ほど紹介したツボの見つけ方を下記にまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね。

〈ツボを探すコツ〉

ツボは「経穴(けいけつ)」と書くだけあり、少し凹んでいることが多いです。慣れてきたら体表の凹みに注目しながら触ってみましょう。

  • 百会(ひゃくえ)…頭のてっぺんにある少し凹んでいるところ

  • 神庭(しんてい)…額の中心、かつ、髪の生え際から1cmほど上にある少し凹んでいるところ

  • 瘂門(あもん)…後頭部の中心、かつ、髪の生え際から1cm上にある少し凹んでいるところ

  • 和髎(わりょう)…もみあげ上部と耳の間にある、触れると脈を感じることができるところ

  • 頭臨泣(あたまりんきゅう)…瞳(目の黒い部分)の真上にある、髪の生え際から1.5cm上のところ

  • 懸顱(けんろ)…こめかみのほぼ中央

  • 浮白(ふはく)…耳のてっぺん(尖ったところ)から、指1本分ほど後ろにある少し凹んだところ

  • 頭竅陰(あたまきょういん)…耳の裏側にある出っ張った骨(乳様突起)のすぐ横にある少し凹んでいるところ

  • 風池(ふうち)…耳の後ろにある骨と後頭部のくぼみの中央あたり

  • 完骨(かんこつ)…耳の後ろにある丸い骨の下より後ろをたどり、押すと痛みを感じるところ
  • 自分で頭のツボを押すときのコツ

    はじめて自分で頭のツボを押してみると「肩と違って頭は硬いから、押し加減がわからない」「そもそもツボの押し方は合っているのかな?」と疑問を持つ方もいるでしょう。

    そんな方のために、ここでは頭のツボを押すときのコツを紹介します。

    ツボの押し方

    • 指の腹を使って優しく押す(爪を立てない)
    • ゆっくりと垂直に押し、指は左右に動かさない
    • 「イタ気持ちいい」と感じる力で押す
    • 1箇所あたり1回5〜10秒、3〜5セットが目安

    ツボを押すタイミング

    ツボを押すタイミングは決まっていないので、仕事中リフレッシュしたいとき、勉強の集中力が切れたときなど、自分の好きなときに押しましょう

    おすすめは、からだが温まり血行が良くなる”お風呂タイム”です。髪の毛を洗うついでに押したり、湯船につかりながら押したり、お風呂上がりも良いですね。

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    お風呂でのツボ押しには、下記のような効果が期待できるので、ぜひ試してみてください。

    • 気のめぐりが良くなり代謝がアップ
    • ツボ押しの効果でリラックス神経(副交感神経)が高まり、睡眠の質がアップ
    • 睡眠中の自己治癒力が高まり、翌朝の寝起きがスッキリする 

    ツボを押す時間がない方は、貼るだけで鍼治療の効果を得られる「鍼シール」がおすすめです。下記の関連記事で詳しく解説しているので、ご一読ください。

    ▼関連記事

    鍼シールとは?美容やコリ・疲れに効果的なツボや注意点を徹底解説

    ツボの効果をより感じてみたいなら鍼灸院へ行ってみよう!

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    ツボの効果をより実感してみたい方は、鍼灸院で治療を受けることをおすすめします。頭のツボに鍼で刺激を与えることで、血行や代謝が促進され、体調の改善に繋がります。

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    ツボを押すと強く痛みを感じる方や、慢性的な頭痛、目の疲れ、肩こりなどの悩みがある方は、根本から改善する必要があります。鍼灸院では、国家資格を持つ専門家(鍼灸師)に心やからだの悩みを相談しながら治療できるのがメリットと言えるでしょう。

    また、鍼を打つことで自律神経の副交感神経が優位になり、からだ・脳がリラックスした状態になります。不調の改善をしたいときだけではなく、リフレッシュしたい方にもおすすめです。

    鍼灸院を選ぶ際は、新型コロナウイルス感染症の対策を行なっているか確認しましょう。関連記事では鍼灸院の選び方を詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

    ▼関連記事

    初めての鍼灸院の選び方!失敗しない見極めポイント7つを徹底解説

    【Q&A】鍼灸に関するよくある質問

    最後に、鍼灸についてよくあるご質問をご紹介します。

    Q:頭のてっぺんのツボが痛いのはなぜでしょうか?

    頭のてっぺんにあるツボは「百会(ひゃくえ)」と呼び、多数(百)の経路が交わる(会)場所です。百会(ひゃくえ)が痛む場合、自律神経が乱れている可能性が考えられます。

    • カチカチだと感じる人:心配事がある、活発すぎる、いつも緊張している状態など
      →交感神経が優位になっている傾向がある
    • ぶよぶよだと感じる人:寝不足により浮腫み、やる気が出ない、重だるさを感じているなど
      →副交感神経に偏っている傾向がある

    いずれにしても無理にツボを押さず、一度鍼灸師に相談することをおすすめします。

    Q:こめかみの辺りが少し押しただけでも痛いです。

    こめかみの近くにあるツボは「和髎(わりょう)」と「懸顱(けんろ)」の2つがあります。

    和髎(わりょう)は、もみあげ上部と耳の間にある眼精疲労に効果のあるツボで、痛みを感じる場合は目が疲れている可能性があります。

    懸顱(けんろ)は、こめかみの中央にあるツボで、側頭筋に位置しており、ここが痛む場合は顎関節症、かみしめ癖、歯ぎしりを持っている可能性があります。この場合、こめかみ部分だけに問題が起きているわけではなく広範囲にからだを診る必要があります。一度鍼灸院にご相談ください。

    Q:ツボを複数同時に押しても効果はありますか?

    はい。症状がでている範囲に対して、ピンポイントだけでなく広範囲で刺激してあげた方が効果も広がります。

    Q:ツボを押しても体調改善されている気がしません

    考えられる原因はさまざまです。

    例えば、ツボの押し方が適切ではない、症状が慢性的である、不調に繋がる生活習慣が改善されていないなど、何が問題なのかつきとめる必要があります。

    まずは専門家である鍼灸師に相談し、改善のためのアドバイスをもらうことをおすすめします。

    まとめ|頭のツボを押してリフレッシュしよう!

    最後に本記事のおさらいをしましょう。

    • 頭に流れる経絡はからだ中を巡っている
    • 頭のツボを押すことで、からだのさまざまな不調にアプローチできる

    ▼頭のツボはこんな悩みにおすすめ

    • 自律神経の乱れ、ストレスを感じるとき
    • ぐっすり眠れない
    • 気持ちが高ぶっているとき
    • 眼精疲労、ドライアイ
    • 肩こり、首こり、デスクワーク疲れ

    紹介したツボはあくまでも一般向けであり、ツボを押すと強く痛みを感じる方や、慢性的な頭痛、目の疲れ、肩こりなどの悩みがある方には不十分でしょう。

    「慢性的な悩みを根本から改善したい」という方は、ぜひ鍼灸院も検討してみてくださいね。

    このコラムの監修者

    坂口俊二

    関西医療大学 保健医療学部 はり灸・スポーツトレーナー学科 教授
    大学院保健医療学研究科 教授

    全日本鍼灸学会 理事(近畿支部長)
    日本温泉気候物理医学会 評議員日本東洋医学会、日本東洋医学系物理療法学会、日本自律神経学会、日本産業衛生学会、日本母性衛生学会、日本サーモロジー学会

    はり師、きゅう師

    関西医療短期大学卒業後、教員として約30年、鍼灸の教育、研究、臨床に従事。 他施設との共同研究にて冷え症、産後のマイナートラブルについて鍼灸臨床研究を展開中。

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